堀 文子 展


高校生の頃、読書はほとんどしないのに、本屋さんが大好きでした。
学校の帰りに立ち寄り、ハードカバーの装丁の美しさに浸っていたのです。
その中でも、特に心をうばわれたのが、《山本健吉 ことばの歳時記》の装丁
なんて美しく優しい絵なんだろ……装丁を眺めていたいがために購入した本、
日本画家『堀 文子』さんとの出会いでした。
背表紙かなり焼けていますが、今も大切にしています。
日本画の『に』の字も知らなかった私が、日本画を描くきったけをいただいたのです。
今、兵庫県立美術館にて、80年に及ぶ画業、およそ130点の作品がきています。
中でも、私の大好きな作品《冬野の詩》と 2?年ぶりに再会し、大興奮です。
知らなかった画家の姿、人生にもふれ、刺激をいっぱいいただきました。
いつも“わくわく”を感じていれるそんな自分でいたい……あらためて思った日でした。(^-^)